【とげなし輝楽】ナスの苗の植え付けと誘引の準備作業【作業記録】
こんにちは、パーシーだよ。
今日もナスのビニールハウス栽培記録を報告していくよ。
本日はナスの植え付けと誘引作業を行いました。
今回のハウス内では2本仕立てで誘引を行う事前準備をしております。
- ナスのビニールハウス栽培が気になる方
- ナス農家を始めようとしている方
- 農家の生活を知りたい方
このくっそ暑い中、いつもお疲れ様だよ。
ナスの苗の植え付け【品種:とげなし輝楽】
写真はナスの苗をココバックに植え付けている作業風景です。
通常ナスは土壌で栽培されている農家さんが多いかと思いますが、うちではココバックを使用して隔離栽培を行っています。
ココバックを使ってる農家さんはミニトマトが多いって聞くね。
ココバック栽培とは、安価で良質なヤシガラを使った隔離栽培システムです。
隔離栽培をすることにより、土壌病害の発生を防ぎ、万が一土壌へ病害虫が入った場合でもすぐに交換することで被害の拡大を防ぐことができます
作物に最適な培地管理システムにより「手間、人手、時間」が削減でき、大幅に生産性が改善できます。
◎ トマト・ミニトマトをはじめ、パプリカ、ナス、キュウリ、イチゴ、ガーベラ、バラなどで導入されています。
トヨタネ株式会社
また、植え付けるナスの苗の根っこ部分はポッドから出すと下記の写真のようになっています。
写真が撮りたくてちょっと剥かせてもらったよ。ごめんね。
ナスの誘引の準備作業【2本仕立て】
さっきとは別のハウスの中だね。
ナスと言えば誘引が大事な作業になってきます。
今回は定植したナスを後々誘引していく為のビニール紐をくくっています。
誘引とは植物のつるや枝・茎を支柱などに結びつけて、成長する方向や全体の形を整えたり、日当たりをよくして花実の付きをよくしたりすることです。夏野菜などの実物野菜では、枝や茎が重さで折れたり裂けたりするのを防ぎます。誘引は植物の成長するタイミングに合わせて、繰り返し行う作業です。
BOTANICA
大きく育っていくのが楽しみになってくるね。
このように事前に準備する事によって後々の誘引作業、管理がスムーズに出来るようになります。
夕方に撮ったからなんか写真が暗くなっちゃったよ。
ナスの苗には台木を利用
うちのナスは台木をつかってるよ!
別々の植物をつなぎ合わせるなんて人間て考える事がぶっとんでるよね。
連作障害とは、その文字の通り作物を連続して栽培することで発生します。同じ作物(または同じ科の作物)を同じ圃場で作り続けると起こりやすい生育障害のことです。以下に例を示します。意外なものが同じ科の作物と思うかもしれません。
【土壌被害】
もともと土壌には様々な種類の微生物が存在しています。この中には「作物にとって有益な微生物」「有害な微生物」「それ以外の微生物」が存在しバランスを取っていると考えられています。土壌の微生物のバランスが崩れ、土壌に生息する有害な微生物(作物にとっての病原体)の密度が高くなりすぎてしまうこと(有害微生物の寡占化)により、根や地下茎などから作物に侵入し病害を引き起こします。病害におかされると様々な障害が発生します。例えばトマトでは「尻腐れ病」「青枯れ病」、ハクサイでは「根こぶ病」が発症しやすくなります。病気にかかり実が着かなければ出荷できなくなり収入が落ちる可能性があります。
【生理障害】
温湿度・日射量・土壌の栄養などの環境要因によって引き起る障害です。連作障害における生理障害で関係性が深いのは土壌の栄養です。土壌中に必要な栄養素が不足したり過剰であったりすることで、生長がスムーズに進まなくなります。
【線虫害】
線虫(センチュウ)は400㎛~1㎜程度の大変小さな動物で土の中で活動しています。作物が呼吸することにより出している二酸化炭素やアミノ酸から作物の場所を探し出します。線虫の口から出す針(口針)に作物が刺されると、根腐れが起こり生育不良を引き起こします。また、刺された箇所が死んでしまいそこから生長ができなくなるため、作物の形が歪みせっかく収穫しても商品価値が著しく落ちてしまいます。
セイコーエコロジア
通常は一度栽培してから3~5年は別の作物を作った方がいいらしいね。
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。